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もの忘れ外来Medical Information

もの忘れ外来とは?

正常範囲内なのか、病気が原因(認知症)なのかを診断し、その対応策を患者様・ご家族様と一緒に考えていく専門外来です。

『もの忘れ』とひとことで言っても様々な原因で起きており対応策が変わってくることもありますので、しっかりと原因を究明し早期に解決していくことが大切です。

当院では豊富な経験や知識を持った専門医が担当させていただきます。

「最近物事が忘れっぽくなった」「物をなくす事が多い」などの症状が見られましたら、早期に発見し、治療に結びつけるためにも是非ご相談ください。

認知機能低下の原因

認知機能が低下する原因は一般に年のせいと考えられることが多いですが、さまざまな要因で認知機能は低下します。アルツハイマー型認知症をはじめとする神経変性疾患、脳梗塞などの血管障害、クロイツフェルト・ヤコブ病などの感染症、甲状腺機能低下症やビタミン不足などの内科系の病気、うつ病などの精神疾患、抗不安薬や睡眠薬などのさまざまな薬剤も認知機能の低下の原因となります。
原因により対応方法が変わりますので、気になる方は是非一度診察されることをおすすめいたします。

- 原因の一例 -

うつ病 / 薬剤性(今飲んでいる薬によるもの) / 過労・不眠 / 脳腫瘍 / 脳血管障害 / 脳挫傷 / 慢性硬膜下血腫 / 水頭症 / 甲状腺機能低下症 / ビタミン不足 / 肝臓疾患

MCI(軽度認知障害)

本人に自覚がありご家族から認知機能の低下の訴えがあって同年代に比べて認知機能低下はあるものの、日常生活は問題なく送ることができている状態のことをMCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)といいます。
MCIは認知症ではありませんが認知機能の低下を来した状態であり、1年後には約10%の方が認知症へと移行してしまうといわれています。
軽度認知障害であるかどうかの見極めは大変難しいものですが、当院ではこちらの診断も対応させていただいております。

認知症治療について

認知症の種類に応じた治療を。

認知症にはアルツハイマー型認知症をはじめ、レビー小体型認知症、血管性認知症、前頭側頭型認知症など様々な疾患があります。対処法や介護のかかわり方も異なってくるため、その見極めが非常に大切です。
当院では、専門医による詳細な診察、臨床心理士による心理検査、画像検査(協力医療機関)や血液検査などにより、きちんと診断をいたします。

患者様にも、ご家族のためにもなるサポートを。

当院では認知症になったことや様々な症状をご本人のせいにはせず病気の特徴と考えます。大切にしているのは、認知症の人のそれぞれに合った治療方針と個人の性質を見極め工夫すること。きちんと経過を観察することで、その特徴とうまく付き合うことができると考えています。認知症の人だけではなく、ご家族も共に健やかな生活を送ることができるよう、病状に合わせた介護の仕方もアドバイスいたします。

もの忘れ外来の診療内容

01

問診・心理検査

まずは医師による診察を行います。
心理検査は同日に行えることもありますが、別日となることもありますのでご了承ください。

医師による問診

1 ご本人に困っていることをお話しいただきます。
普段の様子がわかっているご家族からもお話をお伺いします。

2 診察を行います。
必要な検査を判断し、ご本人に説明します。

心理士による心理検査

当院では、ミニメンタルステート検査(Mini-Mental State Examination: MMSE)、改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)、MoCA-Jなど複数の心理検査を採用しています。所要時間としてはおおよそ1時間30分くらいです。

02

医療機器による検査

血液検査、医療機器による検査は考えられる症状に応じていくつもの組み合わせがありますが、
代表的な検査は以下のようなものです。

脳形態画像(頭部CT、脳MRI)

【 外部医療機関にて検査 】
脳の形を確認し、脳梗塞や脳腫瘍など形態上の変化がないか確認します。
また、同世代の方と比べて脳が萎縮していないかも確認いたします。

脳機能画像(脳血流SPECT)

【 外部医療機関にて検査 】
脳の機能と脳の血流には相関があります。
脳のどの部分の血流が低下しているか確認します。

03

総合的な診断と治療方針

心理検査や画像検査による検査結果が出揃ったところで、総合的な診断が行われます。
検査の結果次第で、他の検査が追加になる場合がございます。
通常起こりうる加齢による記憶能力の低下なのか、軽度認知障害(MCI)や初期の認知症なのか、認知症とは別の疾患であるのか、
MCIや認知症であった場合は、治療方針をご本人とご家族と話し合います。
認知症とは別の疾患であった場合は提携している医療機関にご紹介いたします。

もの忘れ・認知症のどちらも
早期発見・早期対応をおすすめいたします。

物忘れ外来は認知症の早期発見に大きく役立ちます。
加齢によるもの忘れと判断され、認知症と診断されなかった人も、
近い将来、認知症として診断されるようになることも考えられるため、定期的に受診することが大切です。
認知症は早期発見によって適切な処置をすれば、その進行を大幅にゆるやかなものにできます。

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